飲み会の幹事がやることリスト。日程調整から当日・翌日まで
幹事の仕事がしんどくなるのは、量が多いからではなく「いつ何をやるか」が決まっていないからです。やることを時系列に並べておけば、判断に迷う場面はほとんどなくなります。10人前後の飲み会を想定して、3週間前から翌日までを整理しました。
この記事の内容
3週間前:日程調整を始める
最初にやるのは店探しではなく日程調整です。順番を逆にすると、押さえた店の日に人が集まらず、キャンセル料の話になります。
- 参加してほしい人を確定する:誰を呼ぶかが決まらないと候補日も決まりません。声をかけるか迷う人がいるなら、この時点で決めます
- 候補日を3〜5日出す:金曜・土曜だけに偏らせず、平日を混ぜます(詳しくは候補日の決め方)
- 開始時刻も一緒に伝える:「10/10(金)19:00〜」まで書くと、答える側の判断が速くなります
- 締切を決めて明記する:いちばん早い候補日の1週間前が目安です
- 予算感を先に出す:「4,000〜5,000円くらいで考えています」の一行があるだけで、参加の判断がしやすくなります
この段階で「幹事を1人でやらない」と決めておくのも有効です。会計係を別に立てるだけで、当日の負担は半分になります。頼むなら、日程調整のメッセージと同時に頼むのがいちばん角が立ちません。
2週間前:日程を確定して店を押さえる
締切が来たら、当日まで引っ張らずにその日のうちに確定します。回答が全員そろっていなくても構いません。締切を過ぎた無回答は「その日で進める」と判断してよい、と最初に伝えておけば揉めません。
店を予約するときに必ず確認すること
- 人数変更の期限:「何日前まで、何人まで変更できるか」。ここを聞かずに予約すると、直前のキャンセルが全部自腹になります
- キャンセル料の発生日と金額:前日50%・当日100%が多いですが、コース料理は3日前から発生する店もあります
- コースか単品か、飲み放題の時間:飲み放題は「120分・ラストオーダー30分前」が一般的です
- 個室・半個室か、席の配置:10人を超えるとテーブルが分かれることがあります。分かれる場合は席順を考えておきます
- アレルギー・苦手なものの申告期限:コースの場合は変更に日数がかかります
- 支払い方法:カード可否、一括のみか個別会計ができるか
予約後は、店名・住所・電話番号・地図のリンク・開始時刻をまとめて全員に送ります。当日「店の名前が分からない」という連絡が来る手間がなくなります。
1週間前:人数を固める
- △で回答していた人に、参加できるかを確認する
- 確定人数を店に連絡する(変更期限に間に合わせる)
- アレルギー・苦手なもの・食べられないものを聞く
- 会費を決めて伝える(端数は切り上げ、余りは次回に繰り越すか当日返す)
- 集金方法を決める(現金・送金アプリ・事前徴収のどれか)
会費を伝えるときは「4,500円です」と1つの数字で言い切るのがコツです。「4,000〜5,000円くらい」と幅を持たせると、当日に細かい調整が発生します。飲み放題込みで一律にして、多少の差は幹事が飲み込むほうが結果的に早く終わります。
前日:リマインドと最終確認
前日のリマインドは、やる価値がはっきりある作業です。忘れていた人が思い出すのと、行けなくなった人が前日のうちに言えるという2つの効果があります。当日キャンセルより前日キャンセルのほうが、店との調整もはるかに楽です。
明日10/10(金)19:00から、〇〇(店名)です。 場所:https://maps.example.com/xxxx 会費:4,500円(当日、受付で集めます) 遅れる方・来られなくなった方は、この返信で教えてください。
あわせて、幹事自身の最終確認をします。
- 店の予約内容(日時・人数・コース)を電話かメールで再確認
- 参加者の名簿を手元に用意(受付と会計で使います)
- お釣り用の小銭を用意(千円札を人数分あると安心です)
- 二次会の候補を1つだけ調べておく(行くかどうかは当日決めます)
当日:受付・会計でやること
開始前
- 15分前には店に入り、席の配置と人数を確認する
- 遅れる人がいれば、店に「後から◯名来ます」と伝える
- 受付で会費を集める。集金は始まる前が鉄則です。始まってからだと、酔った状態での金銭のやり取りになり、間違いが起きます
- 払った人に印を付ける(名簿にチェックを入れるだけで十分です)
会の途中
- 飲み放題のラストオーダー時刻を把握し、10分前に全体へ声をかける
- 終了時刻の15分前に会計を済ませておく(帰り際のレジ待ちがなくなります)
- 写真を撮る。あとで共有すると、次回の集まりの声かけがしやすくなります
解散時
- 忘れ物の確認を全体に一声かける
- 二次会に行く人と帰る人を分ける。行かない人が抜けづらい空気を作らないよう、幹事が先に「ここで解散にします」と区切ります
- 領収書を必ずもらう(精算と、次回の予算の参考になります)
翌日:精算と引き継ぎ
- 収支を報告する:集めた金額、支払った金額、余り。金額を出すだけで、次回の会費への信頼がまったく変わります
- 余りの扱いを決めて伝える:返金するか、次回に繰り越すか。曖昧にしたままにしないのがいちばん大事です
- 写真を共有する
- 次回に向けたメモを残す:使った店、金額、人数、良かった点と悪かった点。次に幹事をやる人への引き継ぎになります
日程ポンでは、回答状況をCSVでダウンロードできます。参加者の一覧をそのまま会計のメモや次回の名簿に流用できるので、名前を打ち直す手間がなくなります。
よくあるトラブルと対応
当日キャンセルが出た
まず店に人数変更を連絡します。減らせなければ、その分の料理は残った人で分けます。キャンセル料の負担は、事前に決めておくのが唯一の正解です。「当日キャンセルは会費を頂きます」と最初の案内に一行入れておけば、その場で揉めることはありません。後から決めようとすると必ず角が立ちます。
締切までに回答が集まらない
個別に催促する前に、全体へ一度だけ声をかけます。それでも動かない人にだけ個別に送ります。文面は催促メッセージ文例集にまとめています。
「その日は行けない」と後から言われた
確定後の変更依頼は、原則として受けない前提で進めます。ただし、その人が主賓や不可欠なメンバーの場合は、確定前に戻して調整し直すほうが早いこともあります。判断の基準は「その人がいないと会が成立するか」の一点です。
参加者の人数が読めない
「行けたら行く」を許すと人数が固まりません。締切時点の回答で予約すると決め、それを最初に伝えます。遅れて参加したい人には、当日の追加が可能かを店に確認したうえで個別に対応します。